頸椎捻挫(ムチウチ)・腰椎捻挫 の解決事例
36 損害保険会社が提示額約90万円から約190万円に増額して示談した事案
頸椎捻挫(ムチウチ)・腰椎捻挫
後遺障害等級後遺障害別等級14級9号 :頸椎捻挫(ムチウチ)・腰椎捻挫 、40代男性、会社員
神経症状
損害保険会社が提示額約90万円から約190万円に増額して示談した事案です。
190
万円
保険会社提示額 | 90 万円 |
増加額 | 100 万円 |
交通事故状況
信号機がない交差点において、一時停止規制ある右方より交差点内に進入してきた車両に衝突されました(外傷性頚部症候群,基本過失20%)。
ご依頼者のご要望
慰謝料等について適正な賠償金額へ増額することをご要望でした。
受任から解決までの期間、解決方法
約2ヶ月。任意交渉。
示談交渉
弁護士受任前に相手方保険会社が提示した示談案は、逸失利益35万円(労働能力喪失期間2年)、後遺障害慰謝料40万円、これらを合わせて後遺障害第14級による損害として75万円というものでした。
第14級の自賠責保険金が75万円ですから、相手方保険会社は、被害者との間で示談した後、自賠責から75万円を回収することで、被害者の後遺障害に関しては一切支出しないこととなります。
そこで、弁護士が、裁判基準である後遺障害逸失利益約70万円(労働能力喪失期間5年)、後遺障害慰謝料110万円を示して増額交渉を行いました。
その結果、後遺障害逸失利益及び後遺障害慰謝料についていずれも裁判基準まで増額し、相手方最終支払額約190万円で解決しました。
保険会社は被害者に対し、後遺障害に関する損害について、裁判基準よりはるかに低い自賠責保険金と同額での示談を提案することがあります。
弁護士が裁判基準を示して交渉することにより、後遺障害に関する損害賠償額を裁判基準まで増額できる場合があります。保険会社の示談案が妥当かどうかご不明な場合には、是非ご相談下さい。